300B〜









製 作 記 U


いつぞや自作(キットを自作シャーシに移植)しました2A3という真空管アンプを改造し、300Bという真空管に載せかえることにしました。


直熱3極管の両雄であります2A3と300Bでありますが、 繊細で綺麗系の2A3に対して迫力と深み系の300B、 「誰もが夢見る」300Bであります。新たにに300Bアンプを購入する手もありますが、 そこは、手作りアマチュアの技術と楽しみの世界であります。正しく、自らの手で作るのであります!  と言ってみたいのでありますが、単に歩く貧困なのであります(涙)

ただ、交流点火の2A3に対して直流点火の300Bなど、いろいろ違いがあります。
そこで、2A3アンプを購入いたしましたウェルカム殿にご相談致しましたら、 「現状の6G6G1本で300Bをフルドライブするのは無理。電源トランスの変更も必要。 300B相手であれば出力トランスももう少しアップグレード」すべきというお返事でありました。 更にあれやこれやとご相談の結果、以下の品を揃えました。ちなみに出力トランスは、 アドバイスを受けまして大き目のものにしたであります。



改造に必要なパーツは以下の通りであります。

・電源トランス(WE30)                               ¥12000
・出力トランス T4560                               ¥16800
・整流管    5AR4                                ¥2000
・300B DC点火パーツ
(電解コンデンサー4700μ50V×4個、ブリッジダイオード×2個)       ¥700
・電源変更パーツ
(ブロックコンデンサー50μ(*2)500V×3個)                   \3600
・カソード回りの変更パーツ
(セメント抵抗1kΩ10W×2個、電解コンデンサー100μ100V×2個)      \800

・300B 真空管×2本(EH)                            \17000
・シャーシ(網ボンネット付き) 40×25                       \7222

・送料等                                        \4200

計                                           \64322



かなりの金額になってしまいました。出来合いのキットを買うのとさほどかわりませぬ。

が今回、アンプメーカー「ウェルカム」の加藤殿から暖かいご指導やご激励を頂きました。
なかでも、「回路図をみてアンプが組めるよう、頑張ってみてください。慣れますと、 実体図を見るより早く組み立てができます。ご健闘祈ります。」とのお言葉に発奮いたし、 回路図を読み比べながら必要パーツなどを発見できましたのは、なかなか嬉しかったのであります。

お金には換えられない、「正しい」アマチュアの喜びに「正しく」ひたる今日この頃であります。(^_^)





一日目:

赤丸を交換、青枠に整流管追加のつもり             部品が到着、でかい〜!  左端が従来部品




シャーシも交換することにし、部品はずし                   CRパーツも分離




二日目:

部品配置の青写真作り                    型紙の作成、B4二枚を貼りあわせ




40cm×25cmのシャーシへの配置を決定                  部品を並べて位置を確認




三日目:

左の2A3を右の300Bに変更/新設するDC点火回路(緑)   電源部のコンデンサー(赤)/カソード抵抗とパスコン(青)




シャーシが到着/でかい!                 2mm厚は穴あけが大変〜/本穴は2つで力尽き




四日目:

ハンドニップラーで角穴                      一回に1ミリずつ




上面の穴あけ完了〜                      側面も完了(前面&背面)




電源コンデンサーの穴を追加                          後列を配置




完成〜! 美しい・・                       ボンネットをのせると




五日目:

嘘〜 裏(配線)は手付かず これからが大変                取り合えず、入出力と電源を配線




カソードの抵抗とバイパスコンデンサー(2A3)                    ごっつい!(300B)    




背面                        コンデンサーを実装




六日目:

いよいよ整流管とDC点火回路の作成              電源コンデンサー1 個のつなぎ方が分からない〜(涙)




配線完了〜 (つなぐので精一杯                 300Bを実装するも整流管から火花(涙) 




七日目:

整流管をはずしてブリッジダイオードで整流                ひぇ〜〜〜 爆発!!!




とうとうやった〜、であります。
噂には聞いたことがありますコンデンサーの爆発。
通電して、しばらく様子を見ておりましたら、突然「ボンッ!」という鈍い爆発音。 と同時に立ち込める真っ白な煙。(ビックリして振り向く生徒さん。)
周りがビル街でよかったであります。さえぎるものが無かったら、火のみやぐらに見つかるところでありました。

ウェルカムの加藤殿にご相談しましたら、「ご苦労されているようですね。当方にて点検しましょうか」というお言葉を頂いてしまいました。 なんと、御優しい方なのでありましょう。



八日目:

なぜか、Uボート                    古い金型?  バリの嵐



300Bアンプは、結局、ウェルカム殿送りになりました。
ということで、しばしUボート作りであります。

模型を作る際は、エアブラシ(自動噴霧器)であらかじめ各部品を塗装してから組み上げるのでありますが、 今回は、組み上げた後で筆塗りしようと思います。 長い航海を終えた後の、さびさび感を出すのが目標であります。


艦底が完成                         甲板 




九日目:

塗装前                          塗装後  




筆塗り断念、エアブラシに変更                    各パーツと甲板の塗装




十日目:

できた〜                            エアブラシの威力・・




綺麗すぎて実体感なし〜(このあと、錆さび風に塗装)




十一日目:

完成〜                          長い哨戒を終えた艦体




北海の闇に浮上する歴戦のUボート!







その1週間後:

プロとアマの力の差  私(左)                   ウェルカムの加藤殿(右)




ついに火の灯った300B!                      ボンネットをつけて





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